日本微量元素学会

学会の概要

ご挨拶

日本微量元素学会理事長 池田 稔

第8期の日本微量元素学会の理事長として、荒川泰昭理事長の職を引き継ぎました。ここに、新任の理事長として学会員の皆様にご挨拶申し上げますと同時に、先生方の本学会へのますますのご支援をお願い申し上げる次第です。

本学会の「沿革」に明記されているように、日本微量元素学会は1989年、第2回国際微量元素医学会議(ISTERH)が東京で開催されたのを契機に、それまで個々に活動していた微量金属代謝研究会、微量元素研究会、輸液微量栄養素研究会、微量栄養素研究会の4つの学術集会が核となり、医学、薬学、栄養学、農学、理学の広領域から成る学際的な学術集会として1990年4月1日に創設されました。

本学会の初代理事長には国際微量元素医学会議で会長を務められた冨田 寛先生が就任されました。理事長職はさらに野見山一生先生、岡田 正先生へとバトンタッチされてきました。私はその国際会議から本学会の創設期を冨田 寛先生の下で働いて以来、味覚障害と亜鉛の問題に関連して本学会とつながりを持ってきましたが、このたびの理事長の職は大変急であり、また大変重いものであります。会員の皆様のご協力を心からお願い申し上げる次第です。

さて、本学会の設立の「目的」は、「微量元素に関する生命科学研究を振興することにより、ヒトの健康増進と疾病の予防・治療の向上への寄与を通じて人類、社会に貢献することを目的とするとあります。この「目的を具体化することが本学会の趣旨のわけですが、そのために、申すまでもありませんが、年1回学術集会が開催され会員の先生方の基礎研究、臨床研究の積み重ねが報告され、議論されるわけであります。また、その内容が機関誌である「Biomedica1 Research on Trace Elementsに掲載されて社会に公表されていくわけであります。学術集会と機関誌の充実を支える、会員の先生方のますますの研究のご発展をお祈り申し上げます。

平成23年12月吉日
日本微量元素学会理事長
日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
池田 稔